もっと効率よく作業できないかなぁと、左手でキーボードをたたきながら、右手でメモを取る方法を考えた。
キーを自由に入れ替えられるAutoHotkey というソフトウェアを使うと、実現できる。
だいぶ昔につくったので、スクリプトはどこかにいってしまった。考えだけここにまとめておく。
左手専用:LEFTy
それ単体では何も機能しないキーに「Shift」「Ctrl」「Alt」があるが、「Space」も修飾キーに使う。
「Space」を1回たたいた場合は、いつもどおりに空白が入力されるが、「Space」を押したままのときは、キーボードの左右をスライドして入れ替える。
つまり、
(通常)
半/全 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Tab | Q | W | E | R | T | Y | U | I |
Caps | A | S | D | F | G | H | J | K |
Shift | Z | X | C | V | B | N | M | , |
Ctrl | Win | Alt | - | Space | Space | Space | - | - |
(スペースキーを押した状態)
BS | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | - | ^ | | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Enter | Y | U | I | O | P | @ | [ | - |
Enter | H | J | K | L | ; | : | ] | - |
Shift | N | M | , | . | / | \ | - | - |
Ctrl | Win | Alt | - | Space | Space | Space | - | - |
こうして左手の親指でスペースキーを押しているときだけ、右手が担当していたキーが押せるようになるわけである。
10分ほど触っていたら、普通にブラインドタッチできるようになった。メールもかけるし、プログラミングもできてしまった。どうも私の脳内のキーボードマップは空間座標になっていた模様。(試しに、キーボードをスライドさせるのではなく、左右を反転させたバージョンを作ってみたら、うまく使えなかった)
このスクリプトを「LEFTy」と呼んでいた。
右手が担当していた部分は使わないため、キー割り当てはそのまま。
右手専用:RIGHTy
左手を負傷したときは、右手だけで作業できないとと思い、念のために用意したのが「RIGHTy」。
考え方は同じで、右手のスペースキーを押しているときだけ、左手が担当していたキーを右手の位置にスライドさせるのである。
左手が担当していた部分は使わないため、キー割り当てはそのまま。
片手専用:LRkey
左右のキーボードを互いにスライドさせて入れ替えたのが「LRkey」である。
右手と左手、どちらでスペースキーを押したかは判別できないため、キーボードの右端にたくさんある記号はスライド対象にできないのが「LEFTy」との大きな違い。メールは書けるが、プログラミングには適さないのが残念なところ。
でも、ポテチを食べながら片手で作業ができるのは嬉しい。
テンキーを片手キーボードにできる?!
最近、キーラベルを好きに変えられるテンキーを見つけてしまった。
これを使えば、自分専用の片手キーボードが作れてしまうかも。